管制官の決断の作者の本。今回の内容は、いくつかの墜落および事故の例とその原因について書かれている。
現在の飛行機はコンピュータが進み、またシステムとしての信頼性が格段に進歩しているため、乗員が飛行機を信頼しすぎる傾向にあると指摘している。本文にも計器がおかしな値を出しているにもかかわらず、自動操縦を続けたために危うく墜落という例が載っていた。
ただ、作者は機械化が進むのを反対しているのではなく、「いざ」というときに乗員が適切な判断を行い、対応していくことが必要といっている。これは、飛行機だけではないと思った。
作者はほかにも日航機墜落の原因究明についてかかれた本を出しているようなので、いずれは読んでみたいなぁと思う。