今年7本目。
片桐はいりの存在感はすごい。大勢にまぎれていてもすぐに見つけられる…。
年に何回かは今週のように観たい作品が複数公開される日があって、こういうときは本当に迷う。
落語が原作ということで、笑いのツボをきっちりと抑えられている。なんといっても、小林薫のいい加減な役人がいい。上司にはぺこぺこするが他人には厳しい、事なかれ主義など、普段役人にいだいているイメージを本当によく表現していると思う。
「おばさんたちの暇つぶし」と思っていたコーラスだけど、一人ひとりにそれぞれの家庭があって、またそれぞれの人生があり、コーラスをやっている理由を知っていい加減な役人が少しずつ変わっていくのは、王道といえば王道だけど、観ていて面白い。
第九という日本人になじみの深いのを選択したのもいいと思う。
ただ、本当に残念なのは、12月に公開して欲しかった。
@ユナイテッド・シネマ浦和 21:45~