今年47本目。
出演者それぞれの役がいいねぇ。沢田研二の頑固おやじ、本上まなみの母親代わりの優しい姉、中村静香の器用で元気いっぱいの三女、そして、父親が大嫌いで東京で働いている次女の上野樹里。上野樹里なんか、全体の90%は拗ねているもんなぁ。こういう役って本当に似合うよなぁ。
この映画、和歌山県田辺市が舞台ということで、梅の花やみかんの木などがたくさん出てくる。はっきり言って田舎だけど、こういうシーンって落ち着くなぁ。自分の実家は大阪だけど、正直和歌山のほうが近かったからかもしれない。
はじめは、反発していた次女の怜だけど、嵐の夜に父親と一緒に修理にまわったり、客の喜んだ顔を見るうちに、次第に父親の気持ちがわかってきたシーンを観るとなんだかホッとする。こういうのって日本映画じゃないと出せないんじゃないかなぁ…。
@テアトル新宿 18:55〜