2002/09/27(Fri) [長年日記]

1 Linux*Fasttrakリベンジ

タイトルパクッてます。

前回見事に玉砕したので再挑戦。前回はRedHat6.2Jだったが、今回はRedHat7.2を使用。

基本的な流れはこちらに詳しく書いているので、そちらを参考にしてもらいたい。じゃ、なにを書くの?というと、そこに書かれていないことを中心に書きたいと思う。

注意その1として、Linuxのインストール開始時にドライバを読み込ませるためにbootプロンプトで「linux dd」と入力するが、使用しているハードによってはFasttrakを認識できずにKernel Panicを起こしてしまう場合がある。

このときは、一旦通常のインストールを選び、インストーラが立ち上がったところで、「Cntl-Alt-F2」を押し、/proc/pciの内容を確認する。今回インストールに使用したPCでは以下のようになっていた。

RAID storage controller: Promise Technology Unknown device (rev 2)
  Vendor id=105a. Device id=4d30.
  Medium Devsel.  IRQ 10.  Master Capable.  Latency=64.
  I/O at 0xdc00 [0xdc01]
  I/O at 0xd800 [0xd801]
  I/O at 0xd400 [0xd401]
  I/O at 0xd000 [0xd001]
  I/O at 0xcc00 [0xcc01]
  Non-Prefetchable 32 bit memory at 0xdbfc0000 [0xdbfc0000].

の行を探す。この中の一つ目および二つ目の値を控えて再起動する。

再起動後のbootプロンプトで今回は、

linux ide2=0xdc00,0802 expert

と入力すると、今度はkernelがFasttrakを見付けてくれるはず。詳しくは、The Linux Ultra-DMA Mini-Howtoを参照。

次に注意する点として、パーティションを作成するとき、インストーラでは「hde」 、「hdg」、「sda」のように3つのハードディスクが見えるが、ここでは、「hde」、「hdg」を選んではいけない。FasttrakはLinuxから見るとSCSIデバイスとして見えるので、必ずsdaにパーティションを作成するように。

続いて、ブートマネージャのインストールだが、RedHat7.2では、デフォルトがgrubであるが、自分がやってみたところ一度もgrubでは起動することができなかった。そこで今回は、liloを使うことにした。もし、grubで起動できる方法があるのであれば教えてほしい(他力本願)。

また、liloをインストールする場所であるが、インストーラでは、「/dev/hde」または「/dev/sda1」しか選べないので、ここでは「/dev/hde」を選んでおく。また、インストーラの起動時に「linux dd」では起動できなかった場合は、ブートのオプションに「ide2=0xdc00,0802」を記述する必要がある。

最後に、インストールが終了してドライバを登録する操作を行うのだが、ここで一つ操作を追加する。この操作は、上のブートマネージャのインストールを行う場所を「/dev/hde」にしたのだが、これでは再起動することができないので、「/dev/sda」に変更を行うためである。具体的には、

# cd /mnt/sysimage/etc/
# ../bin/vi lilo.conf
------
lilo.confの「boot=/dev/hde」を「boot=/dev/sda」に変更
------

とする。あとは、前出の@ITの記事を参考にすればインストールは終了。

あとは、RAIDの動作を確認して終了。確認方法は、ハードディスクの片方の電源を抜いて再起動して起動することを確認する。

次に、RAIDのリビルドを行いもう一方のハードディスクの電源を抜いて同じように再起動することを確認し、再度リビルドを行えばいいかと。

Tags: Linux
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